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山口市広報番組
「このまちに愛たい」

6月1日~30日 放送   レポーター:萬治 香月

災害時に大切な命を守る~避難行動要支援者への避難支援~

6月になり、梅雨を迎える季節となりました。
近年の梅雨時期では、毎年のように全国各地で「数十年に一度」といわれるような大雨を記録し、大きな被害が発生しています。

今回の「このまちに愛たい」では、災害発生時に一人で避難することが困難な方で、特に支援が必要な方のための「避難行動要支援者制度」について、考えていきます。

避難行動要支援者

一人暮らしの高齢者や障がい者など、災害時に自力で逃げることが難しく、特に支援が必要な方のことを「避難行動要支援者」といいます。平成26年災害対策基本法の一部改正により、要配慮者のうち、災害発生時の避難などに、特に支援が必要な避難行動要支援者の名簿の作成が市町村に義務付けられました。山口市地域防災計画において定めている名簿の対象者は、要介護3以上の人、身体障害者手帳1・2級の交付を受けている人などがあげられます。
避難行動要支援者の対象と同意

地域の避難支援等関係者に対し、名簿情報を提供して良いか、対象者に同意を取ります。同意が得られたら、氏名・生年月日・住所・連絡先・避難支援を必要とする理由などを名簿に登録し、自主防災組織や民生委員などへ情報を提供します。避難行動要支援者の方やご家族の方等と一緒に避難マイプランを作成し、災害時に備えます。また、この名簿や避難マイプランは平常時での声掛けや避難訓練にも活用し、災害時の支援に役立てます。
避難マイプラン

独居で聴覚障害や難聴で耳が遠い方のマイプランには、避難の支援として、近隣の方が避難情報を直接声掛けする等の支援が記載されたものがあります。また、障がいのある子どもや認知症のある高齢者のいる家庭では、プランを地域と行政で共有し、事前に避難を予定されている避難所において配慮をすることができます。災害時に速やかな避難が実現できるほか、避難所で過ごすために配慮が必要な方については、あらかじめ情報を把握しておくことで避難を円滑に行うことができます。
災害時等地域支えあいマップ

名田島地域では、日頃の見守りや災害時に活用できるように、避難行動要支援者を含めた「災害時等地域支えあいマップ」を作成しています。災害時等には、見守り者が避難行動がいる方の支援者になります。名田島地域では年に一度、地域住民のさまざまな人たちが参加してマップづくりをしています。名田島地域の日頃からの支援体制づくりの取組が、去年発生した山林火災の避難においても生かされました。
災害用マップ

平成25年7月28日の山口・島根豪雨災害で多くの人が避難を余儀なくされました。この豪雨災害を受けて、山口市阿東地域では、高齢者保健福祉総合調査等の情報を反映した「災害用マップ」を作成しました。過疎化が進んでいる山口市阿東地域では、災害を経験して多くの空き家が見つかりました。そのため「空き家」を把握・共有し、速やかな避難を行うための「災害用マップ」が誕生しました。この「災害用マップ」は、「山口市阿東地区災害用マップ」として運用を改め、地域の訓練などで活用しています。



山口市防災ポータル

山口市では「山口市防災ポータル」で、気象情報のほか、災害時の避難情報や、開設した避難所など、山口市の防災に関するさまざまな情報を集約し、掲載しています。閲覧できる「Webハザードマップ」は、洪水や高潮など、さまざまな種別のハザードマップを同時に確認できるほか、雨量や河川水位、ダム諸量など、各種観測値などの最新情報がハザードマップ上で確認でき、避難場所の位置や電話番号なども掲載しています。このほか関連サイトリンク集も掲載されている、山口市の防災情報の入り口となるポータルサイトです。

放送時間

月~日
① 07:35~07:50
➁ 12:05~12:20
➂ 22:05~22:20

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