今週の放送は… そして長谷川一夫を考える。
02月13日
おはようございます!
火曜日です。昨日から番組が更新されています。
2月は毎週更新できるよう頑張ろうと思っています。(3月はわかりません💦)
今週はスタンプカードラリーです。
前回、20枚目を達成した一行は下松市の武居製麺さんにお伺いしました!
まあ、このお店が最高でして😊
麺もスープも選び放題!番組の真似をされてお友達同士で、ラーメンを作って食べるという会を開くなんてマジで楽しいと思いますよ~!!沖永さんなんてこのロケの後にプライベートですぐに訪問したそうですよ(笑)
タレントさんがテレビカメラの前で「おいしい~」とか「安い~」とか言うの、疑いたくなるでしょ。
でもマジのときは後日プライベートで行きますからね(笑)
だからここはマジでお勧めです!!
まあそんなこんながありまして、この企画はもうしばらく続きます。
いろんなお店があるんだなーという情報を楽しみながら見て知ってもらえると嬉しいです。
番組としてはこういう明るい企画と並行してもう少しマニアックな企画も進めていきたいと思っています。
今年は番組が500回を迎えるので、記念に何かをやりたいなと思っています。
話は変わりますが、先週短い期間に長谷川さんと3回くらい会いましてね。
改めてですが、魅力的な人だなと思いました。
ただ同時に僕とは人間性が全く違うなぁとも思いました(笑)
特に鉄道や郵便関係のことで私の思想のまったく及びもつかない場所に存在しているんですね。
数え上げればきりがないのですが、いくつか例を。
・長谷川さんはしばしばSLにたいして「彼女は…」という言い方をします。
なんでも貴婦人という愛称があるからだそうで。
貴婦人だから女性でしょ、ということだそうでね。
いやいやあれは鉄だろと。
私の知っている女性というものはね、もっと柔らかくて暖かいはずなのです。
・彼はなんでもコレクションする癖がありましてね。
ほら、ハムスターがヒマワリの種をほっぺたにいれるのを想像してください。
あれと同じですわ。
ただ、ハムスターですらヒマワリの種に限っていますが、長谷川もとい、ハセスターさんの場合、種であろうと何であろうとほっぺに詰め込む癖がありますね。
もうどんぐりとかクリップとか、丸い石とか酒のふたとか、いろんなものをほっぺに詰め込んでますね。
このハセスターさんの地味にめんどくさいのが番組の台本をカラーでくれと言うことでね。
長谷川さんだけはファックスでやり取りしてるから本番の日まで白黒のしかお持ちじゃないんですね。
だからロケの日に、あるいは終わった後に改めてカラーのヤツが欲しいと。
それもらってどうするの?と思うんですが、さすがなんでもコレクターの長谷川さん。
にんげんのGO!始まって11年になりますが、おそらくこれまでにロケした数百回分の資料が長谷川ファイルにはつまっていることでしょう(笑)
・こないだは、今放送しているスタンプカードラリーのロケ日を教えてほしいと言われました。
長谷川さんはスタンプカードのロケには参加していませんから知らないんですよね。
私は何のためにそんなことを知りたいのか見当もつきませんでした。
ひょっとしたら長谷川さんもスタンプカードのロケに参加したかったのかな、なんか悪いことしちゃったのかなと思って「何でそんなことが知りたいんですか?」と問いますとね、「僕の作ってる一覧表が埋まらないんですよ」と。
なるほどね…。
文字がつぶれるくらいの分量でエクセルに番組の放送回数とかプレゼントがなんだったかとか、誰がダジャレを何回言ったとか、そんなすごいマニアックな情報が詰まっている一覧表を長谷川さんは作っています。
この中の撮影日の項目に空白ができているのがどうしても許せないみたいなんですね。
いや~マジで想像だにしない質問だったな…。
基本的に几帳面なんですよね。
(この資料によって総集編の時なんかは大いに助けられているので何とも言えないのですが)
・あとこれはどこかで書いたかもしれませんがね、踏切の話。
普通、踏切渡るときに遮断器がおりますと、多かれ少なかれ「くそっ!」って思うじゃないですか。
急いでいるときには特に。あと少しで行けたのにって。
長谷川さんは違いますよ。
こないだ僕が運転している車の助手席にいた長谷川さん。
直前で遮断器がおりて僕が内心「ちっ!」て思う横目で「やったー!」と言いやがりましてね。
何事かと思ってると、通過してくる列車を見て「○○のはなし(電車の名前)が見えたー」とはしゃぐのであります。
踏切で車を停められて「やったー」と言う人初めて見ましたよ。
私がいかにこり固まった思考で生きてきたかを思い知らさせれた出来事でした。
まあ、こう何個も書き連ねてみると、おそらく長谷川さんは人の何倍も楽しい人生を送ってきているんだろうなと思いました。
踏切なんて多くの人はイラっとしかしない場所なんですが、長谷川さんにとっては喜びなんですから。
この違いはでかいですよね。
66年たってこの新鮮さ。
普通の大人はいろんなことに達観し、時には諦めもし、波のない毎日を生きているのですが、長谷川さんは違うのであります。
昔ドラゴンボールで見たある場面を思い出しました。
小さな星に猿と暮らしている界王様にたいして、孫悟空が言うのです。
「界王様、こんな狭いところにずっといて退屈じゃねえか?」
すると界王様はこう返すのです。
「そんなことはないぞ。草の数をかぞえたり、最近ハマっているのはどこまでおしっこを飛ばせるかということじゃ。」
そう、長谷川さんは界王様なのです。
森羅万象、あらゆることに面白みを見出し、それをそっとコレクションしながら、ひとりニヤリと穏やかに優しく生きるのです。
私も少し長谷川さんを見習って、日常の小さな出来事に幸せを感じながら生きれるようにならなくてはと思いました。
ダジャレも恥ずかしがらずに言おうっと。(界王様もダジャレが好きだったしな…。)
いや、やっぱり無理だし、なんか嫌だな…。
尊敬と苦笑をこめて 松田